8月のお盆の週に江戸川放水路のマルヤ遊船貸ボートにボート釣りに行ってきました! 今回は釣りは僕と僕の息子二人、友人とその子供二人の6人で行ってみました。
マルヤ遊船貸ボートは江戸川放水路のボート屋の中でも、かなり人気が高いボート屋の一つです。今回ボート屋の親父さんに色々と教えてもらった情報も織り交ぜ、今回のハゼ釣りを解説したいと思います。
目次
マルヤ遊船貸ボートとは
マルヤ遊船貸ボートは江戸川放水路のボート屋の中でも最も上流に位置する貸しボート屋です。
妙典駅からマルヤ遊船は以下のルートで行くことができます。
このマルヤ遊船は、ボートの休日の割増料金もなく、釣竿も無料で貸してもらえるため、非常に人気があります。この日も、あっという間に満車です。
マルヤ遊船 受付からボートの乗り込みまで
ボートは3人乗りを2艘借りることに
朝5時45分くらいにマルヤに到着したのですが、5時50分にはお店を開けてくれました。料金は前払いです。
あの、ボート釣り初めてなんですけど、どのボートを借りたらいいですか?
何人ですか?
6人です。6人乗りのボートとかどうですか?
3人乗りだと1艘4000円、7人乗りだと1艘7000円なのでちょっと安くなります。
正直、漕ぐのめっちゃ重いよ
なるほど、確かに。友人と相談し、3人乗りを2層借りることにしました。
餌はイソメが500円。竿のレンタルは無料だが、換えの針は購入が必要
餌と竿はどうします?
餌と竿もお願いします。
餌はイソメが500円です。で、竿をレンタルする場合は、換えの針だけ必要になるんですが、持ってますか?
いや、ありません。
竿には針が一つだけついてるんですが、根掛かりしてなくなったら、交換しないといけないんで、交換用の針を購入してもらってるんです
なるほど。マルヤの親父さんに言われて受付で購入したのがこの針。受付では150円だったので、事前にもう少し安く購入できるなら買っておくといいと思います。
料金を払うと、その先で竿を貸してもらえます。
延べ竿がズラリ。この先には錘と針がすでについているので、好きな竿を選びます。また、バケツとかもここで借りることができます。
ボート今回借りたボートはこれ。
換えの針の付け方だけ、レクチャーしてもらいました。
輪っかを作ってもらって、錘をその輪っかに通して、針をこう通す。分かります? で、余った糸は切ってください。
2回ほどやって見せてくれましたが、分かるような、分からないような・・。
マルヤ遊船 釣り開始!
マルヤの親父さんが教えてくれたボート釣りのポイント
出航前にポイントについてレクチャーを受ける。
とにかく、浅いところです。まずはちょっとそこら辺でやってみてください。ダメなら、向こう岸の岸に近いあの辺りがオススメです。
以下の赤いところが、マルヤの親父さんが教えてくれたボート釣りのポイントです。まずはマルヤのすぐ横。ここで釣れなければ、反対岸のポイントに移動せよ、とのこと。
以下がマルヤ遊船の横のポイントの拡大図です。最初に我々は「浅いところで」という助言に従い、かなり岸に近いところでやっていましたが、マルヤの親父さんが寄ってきて、近すぎる場所でやっていると、引き潮の時にボートがハマって動けなるとのこと。実際、僕らのボートはハマりかけてかなり焦りました。
ハゼ釣り開始!
ちょっと上に移動してハゼ釣り開始です!餌ですが、こんな感じです。マルヤの親父さんの助言では、1cmくらいでいいとのこと。以下の写真でもまだ長いかもしれません。
最初に連れたのはまさかのカニ!
しかし、その後はコンスタントにハゼが釣れていきます。
息子たちにもコンスタントにヒット! 数を積み重ねて行きます。
なお、バケツの水はたくさん入れないように、とのマルヤの親父さんからのアドバイスです。たくさん入れると、ハゼが跳ねてバケツの外に出てしまうそうです。
なお、この日はボート釣りを近くでしている他の船は4隻ほどあり、だいたい深いところに陣取っていましたが、あまり釣れている様には見受けられませんでした。そもそも、以下の写真の位置では延べ竿を使うと餌が水底までつかないので、ハゼが食べようがないはずです。
また、この日は桟橋釣りの釣りはとても盛況で、たくさんの人が桟橋釣りを楽しんでいました。ボート釣りは桟橋釣りの人よりもポイントを自由に探れるところにありますが、桟橋釣りの大人1000円、子供500円という価格は非常に魅力です。
結局、2時間半やって、我が家は45匹、友人家族も30匹以上を釣り上げて暑くなる前に退散することにしました。
岸に寄ると、すぐにマルヤの親父さんが寄ってきて、桟橋に上がるのを助けてくれます。
帰り際に受付のカレンダーを覗くと常連さんの釣果が書かれていました。中には800匹以上釣り上げた猛者も。でも、我が家も2時間半で45匹だったので、朝から夕方までずっとやれば、100-200匹くらいは行けるかもしれません。
まとめ
以下は、今回マルヤ遊船でハゼ釣りをして学んだポイントのまとめです。
- 週末や祭日のマルヤは混むので、朝5時45分には到着しておくべき
- 仕掛けの付け方は事前に練習しておくと良い
- ポイントはとにかく浅いところ。50cm-1mくらい
- イソメは1cmくらい
お勧めハゼ釣り仕掛け
毎年ハゼ釣りを数百匹釣っている僕がお勧めするハゼ釣り仕掛けです。
夏までのハゼ釣り
2.7〜3mの延べ竿が基本
まずは竿ですが、夏までのハゼは岸に寄って来ているため、リールとかは不要で、手返しが圧倒的にいい延べ竿が良いです。延べ竿にも長さが色々ありますが、2.7mの長さが一番バランスがよく使いやすいです。まずはこれを基本の1本として持っておきます。竿は長ければ長いほど広い範囲を探れるのですが、長すぎると取り回しがその分大変になり、持っているだけで疲れます。逆に短すぎると探れる範囲が極端に狭くなり、アプローチできる魚に制限がかかってしまいます。
2.7mよりも短い1,8mの竿は水深の浅い場所でのボート釣りで活躍します。夏場までのボートでのハゼ釣りは水深1mくらいのところを探るため、1,8mの竿の方が使い勝手が良くなります。
また、2.7mよりも長い竿はハゼが少しずつ深場に入り始める秋以降の岸釣りに使います。
ライン
ラインはフロロカーボン1号か、PEラインなら0.6号がお勧めです。
仕掛け
仕掛けですが、ウキ釣りとミャク釣りがありますが、ミャク釣りが良いです。ウキ釣りは棚の深さの設定が面倒で、ここを間違えると餌が水中に浮いてしまい、底にいるハゼにアプローチできなかったりします。ミャク釣りは錘をダイレクトに底に落とすので、棚を間違える、というリスクが皆無です。ミャク釣りは以下のハゼ天秤を使うと簡単です。
天秤を使う時の錘は1~1.5号になります。
または、僕が実は便利だと思い使っているのは、ハリス止めがついている錘です。これはワカサギ釣りなどに使われるシンカーなのですが、ミャク釣りにも全然使えます。錘とハリス止めが一体化しているのでとても便利です。
針は2号から
針もとても重要です。特にサイズ。ハゼのサイズに合わせて最適な針のサイズを選ぶ必要があります。初夏のハゼ釣りでは、僕は2号くらいから様子を見て、サイズに合わせて上にあげていきます。
餌はボイルホタテと青イソメ
餌ですが、落ちハゼシーズンまではボイルホタテがとにかく最強です。本当によく釣れます。
ただし、餌がすぐに取れてしまうので餌の消費が早いので、餌切れ時のバックアップとして青イソメも持っていきます。ただし、青イソメをつける時はかなり小さめにつけます。
秋以降のハゼ釣り
落ちハゼ・ハゼクラ用にはコンパクトロッド
秋以降、少しずつ深場に移動してしまうと、延べ竿ではなかなかハゼにアプローチできなくなり、コンパクトロッドとリールで狙うことになります。
落ちハゼといっても、それほど大きな魚ではないため、当たりの取りやすい柔らかい竿が良いです。具体的にはアジングロッドが良いと思います。1万円以下で必要十分なものが購入できます。
リールは2000番台以下
リールは2000番台以下のものを選びましょう。シマノのシエナとかは糸もついているのでお得だと思います。
仕掛けはちょい投げ
仕掛けはちょい投げのセットを使います。
似たような仕掛けを自作しても大丈夫です。僕は中通し錘にハリス止めをつけて、針をつけて使っています。
針は6号から
落ちハゼはサイズがアップしているため、針が小さすぎるとかなりの確率で飲まれて大変です。6号くらいからが良いと思います。
餌は青イソメ
ホタテは投げた時に絶対に取れるので、青イソメ一択です。長さは5センチくらいでしょうか。
落ちハゼが釣れる時間帯
最近通説になって来たのは、落ちハゼは夜に釣れる、というものです。というのも、冬になるとハゼは穴を掘って産卵し、日中はそこに潜んでいるらしいからです。そして夜になると穴から出て捕食活動をするようです。僕も実際に夜に良型がよく釣れました。
落ちハゼの天ぷらは絶品
落ちハゼの食べ方ですが、天ぷら一択です。とにかく美味しいです。息子曰く「悪魔的美味さ」とのこと。笑