江戸川放水路の深場エリアとは
江戸川放水路の深場エリアですが、河口の西側のエリアになります。河口東側は市川港となっていて、釣り人もアクセス可能な護岸が広がっています。
しかし、西側エリアは全ての岩壁が倉庫などで囲われており、陸路からはアクセス不可能な秘境となっています。
江戸川放水路の深場エリアへ行き方
2023年時点で、深場への曳き舟は船宿たかはし遊船から出ています。
たかはし遊船へのアクセスは以下の通りです。ナビを設定する場合は、土手の入口にあるアパートを目指しましょう。住所:千葉県市川市妙典2丁目1−34
早い便は6時台からです。僕は6時半の出航に間に合うように20分前に到着しましたが、既に多くの車が停まっていました。ボートは先着順に乗せてもらえるので、できるだけ早く到着したほうが良いでしょう。
受付で料金そ支払います。3500円+サーチャージ300円の合計3,800円かかります。ライフジャケットもここで借りましょう。餌も購入できます。
受付が終わったら。桟橋の奥の曳舟に乗り込みます。
乗り込むボートはこのように引かれていきます。
深場までは20-30分ほどかかります。
江戸川放水路深場エリアのポイント
深場エリアですが、船宿の判断で、以下のAからEのポイントに案内されるようです。
ポイントA
ここは高速道路下の深場になります。
ポイントB〜D
タンカー停泊ドックと、サンドテクノ本社脇の奥のエリアです。
ポイントE
深場ポイント最奥エリアです。
江戸川放水路 深場最奥エリアの特徴
深場最奥エリアですが、壁際が水深7m、中心部が水深9mとなっています。どういうわけか、中心部は釣れないそうです。
この奥は千葉県の事務所になっていて、土砂の作業をしており、平日は土砂を運ぶタンカーが出入りするため、臨機応変にボートを移動する能力が必要になります。
現地に到着すると、受付順にボートに乗せてもらえます。あとは移動は自由です。
ボートへの乗り込みは、船宿の担当者がサポートしてくれます。
ボートは潮に流されるので、ポイントを決めたらアンカーを下ろしましょう。
あとは釣るだけです。手返しよく釣るためには、真下に仕掛けを落としてハゼを抜きあげていく必要があるのですが、ハゼが溜まっているポイントをいかに効率よく見つけられるかが鍵となります。僕は初見だったので、さっぱり分からず、かなり苦戦しました。
晩秋から冬にかけて落ちハゼを狙うための仕掛け
晩秋から冬にかけてハゼは次第に深場に落ちていきます。これがいわゆる落ちハゼです。落ちハゼを釣る上では、晩秋から冬にかけてハゼがどのような行動を取るのかを理解する必要があります。以下が落ちハゼの習性と釣れる場所です。
その1:ある程度の水深がある砂泥エリア
まず、落ちハゼと言っても、回遊魚のようにハゼが河口に一斉に落ちていく訳ではなく、要するにハゼが移動できる範囲で、産卵し易いある程度の水深がある場所に移動してしまいます。季節としては11月中盤以降です。
また、ハゼは穴を掘ってその中に卵を産みつけます。そのため、穴が掘り易い砂泥エリアである、ということが条件になります。水深がある砂泥エリアはボートか投げ釣りで狙うことになります。そして、ここが重要なポイントですが、穴を掘ってその中に潜ったハゼは、日中は穴に潜って、夜になると穴から出てきて捕食活動をする、という形で、基本的には夜行性になるようです。
投げ釣り仕掛け
投げ釣りになるため、投げ竿が必要になるのですが、ハゼは大きくても20cmくらいなので、当たりの取り易いある程度柔らかい竿が良いでしょう。僕のお気に入りは、仕舞い寸法がとにかく小さく、電車釣行等でも大活躍できるいわゆるバックロッドです。以下は僕が持っている2本です。
リールはDiawaの2000番台がオススメです。それほど高価なリールは必要ないと思います。
仕掛けは、ちょい投げの仕掛けで十分です。
餌は投げ釣りなので、青イソメ一択です。
ボート釣り仕掛け
ボート釣りの場合は、基本的にボートの真下に仕掛けを落とすため、長い竿は不要です。180cmくらいの竿が使い易いと思います。
仕掛けは真下に落とすため、ハゼ天秤が使い易いはずです。
その2:既存の穴があるテトラ帯や石積みエリア
穴については、自分で掘る以外にも、既に穴のような場所があると、そこに居着くようです。例えば、テトラの隙間や岩と岩の隙間などです。これを専門に狙う人たちは、ハゼの穴釣り師と呼ばれています。残念ながら、江戸川放水路にはテトラ帯などはほぼないため、この釣りができるエリアはありません。
延べ竿は1.8mの竿が使い易いと思います。
仕掛けは中通し錘の先にハリス止めをつける形が良いでしょう。
ハリス止めを先に付けます。