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江戸川放水路河口、高谷新町護岸の釣り場の概要
江戸川放水路河口ですが、西側が漁協で立ち入り禁止になっているため、河口で釣りができるのは東側の高谷新町護岸のみとなっています。
今回は、この高谷新町護岸を駐車スペースから先端まで歩いてみましたので、この釣り場の解説をしてみたいと思います。
足を運んだのは11月17日の午後4時くらいで、潮の状態は以下の通り。
この釣り場の注意点
この釣り場の注意点ですが、以下のポイントがあります。
限られた駐車スペース
車が駐車できるのは主に赤い囲いの部分です。右側は工場の従業員用だと思われます。
トイレなし。最寄りのコンビニは1キロ先
当然ですが、トイレはありません。隠れる場所でもあれば、男性なら野外でもいいかもしれませんが、この釣り場はそんな場所はどこにもなく、ちゃんとしたトイレに行こうとすると、1キロ離れたローソン市川田尻店に行く必要があります。
移動距離が長いため、バイクが圧倒的に便利
とにかく護岸が長い。釣り場には困りませんが、最も潮通しが良さそうな先端までは歩くにはかなりの距離があります。そのため、現地での移動は圧倒的にバイクが便利です。実際、先端に来ている人は全員バイクでした。
千葉県海面漁業調整規則が適応される
千葉県海面漁業調整規則というルールが適応され、使える道具や漁法が決められているそうです。以下のものはOKとのこと。
- 釣り
- たも網・さで網
- 投網
- 手づかみ・くまで
また、アサリは2.7cm以下のものは採ってはいけないそうです。
高谷新町護岸の釣り場で狙える魚はハゼ、カマス、シーバス、カレイなど
今回、下見に来て、釣り人たちにヒアリングして分かったのは、高谷新町護岸の釣り場で狙える魚はハゼ、カマス、シーバス、カレイなどです。
手始めに、親子らしき二人に声をかけてみました。
僕「釣れてますか?」
親子「全然ダメだ。まあ、いいんだよ。竿垂らしてるだけだからな。ガハハハ」
ハゼ
釣れている兄ちゃんに聞いてみました。
僕「釣れてますか?」
兄ちゃん「ハゼは釣れてますよ」
僕「底はどんな感じです?」
兄ちゃん「思ったよりずっと水深は低いですよ。根掛も少ないです」
ホンビノス貝
この兄ちゃん一味はホンビノス貝も採ってました。
どうやって採ったのだろうと思って様子をみてましたが、あっ! モーターボートを使っていたようです。
なるほど、恐らくはこのボートで人が立ち入れない浅瀬に移動して採ったと思われます。例えば、以下のような場所です。(僕の勝手な予想)
カマス
同じ兄ちゃんに聞いたところ、この日は、カマスは誰も釣れていないとのこと。
カレイ
黄色いジャケットのおじさんが護岸の先端で、投げ釣りで狙っていました。
僕「釣れてますか?」
おじさん「全然ダメだ。こないだ台風で増水した時に、江戸川の上流から大量の土砂が流れ込んで、それからめっきりダメ。もう諦めて帰るよ」
置き竿は堤防にタオルをひいて竿が痛まないようにしてました。賢い!
シーバス
最先端で30代くらいのニイちゃんがルアーで狙ってました。
まとめ
江戸川放水路河口、高谷新町護岸の釣り場は、トイレがないことだけが唯一最大のネックで、それ以外は足場も良いファミリー向けの釣り場だと思います。是非お試しください。
なお、今回の釣り場探検の動画は以下を参照ください。
お勧めハゼ釣り仕掛け
毎年ハゼ釣りを数百匹釣っている僕がお勧めするハゼ釣り仕掛けです。
夏までのハゼ釣り
2.7〜3mの延べ竿が基本
まずは竿ですが、夏までのハゼは岸に寄って来ているため、リールとかは不要で、手返しが圧倒的にいい延べ竿が良いです。延べ竿にも長さが色々ありますが、2.7mの長さが一番バランスがよく使いやすいです。まずはこれを基本の1本として持っておきます。竿は長ければ長いほど広い範囲を探れるのですが、長すぎると取り回しがその分大変になり、持っているだけで疲れます。逆に短すぎると探れる範囲が極端に狭くなり、アプローチできる魚に制限がかかってしまいます。
2.7mよりも短い1,8mの竿は水深の浅い場所でのボート釣りで活躍します。夏場までのボートでのハゼ釣りは水深1mくらいのところを探るため、1,8mの竿の方が使い勝手が良くなります。
また、2.7mよりも長い竿はハゼが少しずつ深場に入り始める秋以降の岸釣りに使います。
ライン
ラインはフロロカーボン1号か、PEラインなら0.6号がお勧めです。
仕掛け
仕掛けですが、ウキ釣りとミャク釣りがありますが、ミャク釣りが良いです。ウキ釣りは棚の深さの設定が面倒で、ここを間違えると餌が水中に浮いてしまい、底にいるハゼにアプローチできなかったりします。ミャク釣りは錘をダイレクトに底に落とすので、棚を間違える、というリスクが皆無です。ミャク釣りは以下のハゼ天秤を使うと簡単です。
天秤を使う時の錘は1~1.5号になります。
または、僕が実は便利だと思い使っているのは、ハリス止めがついている錘です。これはワカサギ釣りなどに使われるシンカーなのですが、ミャク釣りにも全然使えます。錘とハリス止めが一体化しているのでとても便利です。
針は2号から
針もとても重要です。特にサイズ。ハゼのサイズに合わせて最適な針のサイズを選ぶ必要があります。初夏のハゼ釣りでは、僕は2号くらいから様子を見て、サイズに合わせて上にあげていきます。
餌はボイルホタテと青イソメ
餌ですが、落ちハゼシーズンまではボイルホタテがとにかく最強です。本当によく釣れます。
ただし、餌がすぐに取れてしまうので餌の消費が早いので、餌切れ時のバックアップとして青イソメも持っていきます。ただし、青イソメをつける時はかなり小さめにつけます。
秋以降のハゼ釣り
落ちハゼ・ハゼクラ用にはコンパクトロッド
秋以降、少しずつ深場に移動してしまうと、延べ竿ではなかなかハゼにアプローチできなくなり、コンパクトロッドとリールで狙うことになります。
落ちハゼといっても、それほど大きな魚ではないため、当たりの取りやすい柔らかい竿が良いです。具体的にはアジングロッドが良いと思います。1万円以下で必要十分なものが購入できます。
リールは2000番台以下
リールは2000番台以下のものを選びましょう。シマノのシエナとかは糸もついているのでお得だと思います。
仕掛けはちょい投げ
仕掛けはちょい投げのセットを使います。
似たような仕掛けを自作しても大丈夫です。僕は中通し錘にハリス止めをつけて、針をつけて使っています。
針は6号から
落ちハゼはサイズがアップしているため、針が小さすぎるとかなりの確率で飲まれて大変です。6号くらいからが良いと思います。
餌は青イソメ
ホタテは投げた時に絶対に取れるので、青イソメ一択です。長さは5センチくらいでしょうか。
落ちハゼが釣れる時間帯
最近通説になって来たのは、落ちハゼは夜に釣れる、というものです。というのも、冬になるとハゼは穴を掘って産卵し、日中はそこに潜んでいるらしいからです。そして夜になると穴から出て捕食活動をするようです。僕も実際に夜に良型がよく釣れました。
落ちハゼの天ぷらは絶品
落ちハゼの食べ方ですが、天ぷら一択です。とにかく美味しいです。息子曰く「悪魔的美味さ」とのこと。笑